本当は内緒にしたい穴場中の穴場、東京都江東区の「和風らーめん金子」

東京湾のそば、運河に囲まれた町中にある「和風らーめん金子」(東京都江東区塩浜2-8-24)さんは、

  • 「化学調味料なし」
  • 「和風の魚介だし」

が特徴のラーメン屋さんです。

和風らーめん金子への行き方

まずこのお店、存在を知っていないとまず見つけられません。

商店街の中でもない、車で通過するだけの通りの途中にぽつんと看板があるだけで、路地裏にひっそりと店を構えているのです。

最寄り駅からも遠く、アクセスはお世辞にもよいとは言えません。

店内は紛れもない個人店の風情で、実際素朴で寡黙なご主人と、見るからに人当たりが良く世話好きそうな奥様が、何のしゃれっ気もなく真面目にやっている、という感じです。

和風らーめん金子で注文するのは、かなりなボリューム「和風ラーメン(750円)」

この近所に住んでいた弟の誘いで今までに何度か訪問しているのですが、必ず注文しているのがスタンダードな「和風ラーメン(750円)」。

まずボリュームはかなりもので、初訪問時に何も考えずに大盛にして大変だった記憶があります。

お味はさっぱり、あっさりな魚介風味です。

ラーメンをひたすらジャンクフードとして捉えており、濃厚なら何でもいいんだよ、という向きには、ちょっと物足りないのかもしれません。

実際私も最初の一口はそう感じました。

が、慣れてくるとあっさりの奥にある甘み(糖ではなく、何というか海の幸の香ばしい甘さ)がたまらなく、背徳感をおぼえずにリピートできるといいますか、安心して食べることができます。

だしの元になっているのは当然煮干しなどですが、魚介が苦手な私でも魚くささは一切感じませんでした。

この辺は人によるのかな。

落ち着いて、気安く食べられる和風らーめん金子

奥様手作りのサイドメニューも優しくておいしい。

セルフサービスなのがかえって安心感をそそります。

チェーン以外の飲食店、ことにランチは「落ち着けるかどうか」「気兼ねしないかどうか」「手軽かどうか」を特に重要視しています。

断っておきますが決してここはインスタ映えなどしません。

別に行列ができているわけでもない。

本当にそこらにある食堂の雰囲気。

でもそれがいいのです。

こぢんまり過ぎるほどの店内ですが、圧迫感や店員のプレッシャーなどは一切感じません。

例えば夏の暑い最中に涼みがてら、思い立ったその時にふらっと立ち寄れる(席が少ないので入れない時もありますが…)、そういう利用の仕方が最も適しているお店だと思います。