シンプルながらも深い味わい、マメ六のチーズあん絶品もなか

私が最近食べて、これは美味しい!!と感じているものは、「マメ六」というお店の最中(もなか)です。

店名が「マメ六」と言いうだけあって、とても小さなお店です。大阪市西区の京町堀1丁目にあり、パッケージや店の内装もとてもシンプルだけどこだわりがある、良いお店です。

私は、お仕事で新しいお付き合いが始まりそうな方へ、初めてお目にかかる際に持参する手土産を探していました。

私は大阪ですが、その方は他府県の方でしたので、何か大阪でしか買えない珍しくて美味しくて、そしてあまり大層でなく気遣いさせてしまわないもの。そんなものを探していました。

インターネットでじっくりと探し始めました。「大阪 手土産 こだわり」などのキーワードで検索し、大手のクチコミサイトや個人のブログなど、たくさんヒットした中で、やはり信憑性おける大手クチコミサイトの中から、このお店を見つけました。

中には「確かに美味しいけど値段が高い」などのクチコミもありましたが、総合的のどのクチコミも良い評価でしたし、クチコミサイトに記載されていたお店のホームページも拝見し、とても食べてみたくなりました。

幸いそのお店は家から歩いていける距離だったこともあり、当日の昼前に買いに行ったのです。

お店は、カウンターに石を使った独特の内装で、とてもシンプルです。

商品は定番の最中と、最中の中の餡を季節ものにアレンジした最中、そして最中と同じ餡をロールしたロールケーキ、これだけです。品数が少ないお店なのです。沢山の商品を取り扱うより、主役となる少ない商品に全力を注いでいる感じです。

手土産にするような最中は、全国的にどこにでもあるものと思いますが、この店の最中は他とは違います。餡がクリームチーズベースなのです。

まろやかでシットリして、とても上品な甘味、かなり優秀な餡です。また、最中の皮もかなり優秀です。サクサクぱりぱりとした歯触り、口の中でふんわり溶けるような舌触り、固すぎず柔らかすぎず、皮の味わいもしっかりしています。

包装は、餡と皮が別々の箱に入っています。ひと箱に最中は4つ入るのですが、皮と最中で4箱になるので、たかが4つの最中でも大き目の包装になります。

1つ250円です。子どもの手のひらに盛る程度の大きさで250円は高い!と最初思ったのですが、洋菓子を考えてみたら、手のひらに乗るサイズのケーキは、一般的に1つ300円以上はすると思いますので、そう考えると、これだけの美味しさで250円は決して高くはないな、と考えを改めました。

1個ばら売りもされていますが、たいていのお客さんは4つ入り1箱で購入される方が多いようです。シンプル定番のクリームチーズ最中を2個、季節の餡の最中を2個で4個ひと箱という組み合わせもできます。

懐かしい風合いの薄茶色の紙に、こげ茶の水玉模様の包装紙で包んでもらえます。テープもセロテープではなく、マメ六という名の入った流行りのマスキングテープです。500円でステキな日本手ぬぐいを使った包装もしていただけるようです(これがまたとてもステキです)

お店の接客も悪くなく、待っている間に簡単なお茶を提供してくれたりします。

しいて不満を言えば、地方発送が出来ない点ぐらいでしょうか。どうも要冷蔵品であることと、最中の皮の具合が心配なようで、はっきりと「地方発送できません」とは言わないのですが、おすすめもしない感じのことをおっしゃっていました。

この美味しさを旧友やお世話になった方へ発送してあげたい場合、買って帰って自分でクール便で発送するしかないようです。

まあ、洋菓子や和菓子は数々ございますが、最近久しくこのような美味しいお菓子に出会いました。嬉しくて周囲に広げて回るほどです。